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何気ない平和な日常に突如巨人が出現し、圧倒的に理不尽な状況で人が蹂躙される。あまりにも苦しい悲劇の中でも驚異に対し真っ向から抗う集団「調査兵団」。巨人という存在の「謎」、世界の真実を明らかにするために少年兵たちが命を燃やす物語。

理不尽で残酷だけど引き込まれる物語『進撃の巨人』

進撃の巨人
5

巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに巨人の侵略を防いでいた。だが、自由を夢見る10歳の少年、エレン・イェーガーは、外の世界へ出ることを諦めた人々に違和感を覚える。そして、壁をも越える超大型巨人が出現し…。
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見どころ

衝撃的なシーンの数々が話題を呼んだ作品。絶望的な状況での人間の心情表現を深く描いており、疾走感のあるアクションや深い戦術による戦闘の緊迫感も良い。
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おすすめポイント

本当にアニメにして良かった!と思える作品。良い意味で「漫画がそんなにキレイじゃない」と言われている作品は期待値以上に化けることが多いです。この作品はまさにその部類だと思います。

進撃の巨人は1話目の衝撃的なシーンからはじまり、巨人という理不尽な存在にアリのように蹴散らされる無力な人の姿がリアルに描かれている。その視点は客観的に遠いカメラワークで見せるのではなく、1人称、つまり主人公「エレン」の目を通してその場にいるような臨場感が味わえてしまう。

ゆえに巨人に駆逐されている人たちの惨状が非常に近く感じ、恐ろしさ、無気力感、抗えない悔しさが自分の中からでも湧き上がってくるようだ。そんな誰もが逃げまどい諦める中エレンの瞳にはしっかりと巨人への憎悪が焼き付き、異常と言えるほどの信念のもと、巨人を駆逐すべく訓練生となっていく。

この作品はただ単に巨人と戦うために少年少女たちが成長していくという単純な内容ではない。そもそも「巨人はどこから来たのか?」「なぜ存在するのか?」「なぜ私達は壁に囲まれた中で過ごしているのか?」「壁の外はどうなっているのか?」「世界はどうなっているのか?」「巨人は誰なのか?」など、サスペンスと推理、考察が入り乱れ、この「謎」への「解」欲しさに見るのが止まらなくなってしまう。

この「謎」だが、単純に絡まった紐が解けていくようなものではなく、数々の伏線が点として散らばり、事象や歴史、明かされていく史実とともに点がゆっくりとつながっていく。その真実を知った時、人類はどう行動するのか?我々は何と戦っているのか?巨人は敵なのか?味方なのか?

一部グロいシーンが要所要所に散りばめられているので耐性がないと辛いかもしれません。驚くくらい仲間たちが消耗も激しい・・。
この「謎」には知りたいという中毒性があり、葛藤しながら見進めることになると思います。ぜひアニメ史上に残る名作を見てほしいです。

Amazonレビュー

評価: 5バトル漫画原作のアニメ化の模範的成功例として、アニメ史上に永遠に刻まれるべき名作。
原作は巨人という強大な敵を相手に立体機動で戦うというアクションの目玉があるが、それが動画になることでこれほど見映えがするとは。
私自身、アニメ放映前から原作は認知していたものの、失礼ながら原作漫画の画力が今ひとつだったことから購読を敬遠していた。が、アニメは一目見て引き込まれた。

初回の第1話も素晴らしいが、このアニメの真髄を知るには第17話「女型の巨人 ~第57回壁外調査①~」を観てほしい。というか興味がなくてもこの回だけは観てほしい。
エレンたち104期生にとって初めてとなる壁外調査の緊張感、いつ巨人に襲われるとも知れない恐怖、初登場となる女型の巨人の不気味さ、惜しみなく投入される立体機動…『進撃の巨人』の魅力が凝縮されている回だ。
そういった見どころ盛り沢山の内容を、高品質な作画、演出センスが光るシーンやシークエンス、スピード感と躍動感溢れるアクション、声優の名演技、劇伴を効果的に切り替える素晴らしい演出、巨人の重量を肌で感じられる音響などなど、業界トップクラスのクオリティの塊が支えている。
すべてが完璧で、TVシリーズとは信じられない、カロリーの高すぎる回である。私はたまたま観た初めての『進撃の巨人』が運良くこの第17話で、あまりのクオリティに度肝を抜かれた。
アニメーターにとってはなおのこと、とても勉強になる回だと思う。

また、忘れてはならないのが、各OPの出来の良さ。第1クール・第2クールともに素晴らしいが、特に第2クールのOPのセンスには脱帽。1カットたりとも疎かにしない、すべてのカットが主題歌のテンポ・旋律と最大限リンクするよう練りに練られている。どのカットも単純に絵として見ても格好良く、並大抵のセンスの持ち主では成しえない神業だと思う。

原作者の諫山創は本アニメを評して、
「アニメ『進撃の巨人』は大成功したと断言させていただきます。よく「人それぞれ考え方が違って~」っていう面倒くさい前提を使いがちになりますけど、これに関してはその人それぞれの考え方はありませんし、人それぞれの見方はありません!
誰がどう見ても大成功しました!!」
と語っているが、宜なるかな。原作者ならなおのこと、感動もののアニメ化だろう。
今作はプロダクションI.Gの子会社として独立したWIT STUDIO初の元請作品となったが、I.G本体の制作協力もあったとはいえ、設立まもないWIT STUDIOの存在感を一躍高からしめることに貢献したことは疑いの余地がない。アニメ『進撃の巨人』はシーズンごとに作品の雰囲気が変わっていくが、このSeason1は巨人という存在について最も情報量が少なく、世界の謎がほとんど解明されていない状況であり、「人間 対 巨人」の絶望感・無力感が最も色濃く表れているシーズンである。
人類側に有力な対抗手段も存在しない状態なので、視聴者に巨人の恐ろしさが最もよく伝わるシーズンでもある。
よく本作のヒットを時代や震災に絡めて語る自称評論家や批評家が見られるが、個人的に本作がヒットした理由はそのような後知恵の理由とは関係なく、単純に作品として「巨人という強大かつ不気味な敵を相手にする人類の絶望感と無力感、恐怖感」を読者・視聴者にダイレクトに表現し伝えることに成功したからだと思う。
その証拠に、主人公のエレンが巨人化してから、あるいは作品世界の謎が徐々に明らかになるにつれて、「期待していたのと違う」「当初の進撃から変わってしまった」と感じるファンも現れるようになった。
であるからこそ、Season2は「巨人 対 巨人」、現在放映中のSeason3は「人間 対 人間」と徐々に物語の力点がシフトしていくが、このSeason1の雰囲気こそ「進撃」である、とするファンも多いだろう。
アニメーションとして見ても、Season2や3もクオリティは高いのだが、今の所このSeason1が頭一つ抜けている印象だ。表現や演出も原作を上回っていると断言できるクオリティがこのSeason1にはある。
作品はまだ完結していないが、今ならまとめて観られるSeason1だけでもまずはチェックしてみてほしい。
キャスト/スタッフ
[キャスト]

エレン:梶裕貴/ミカサ:石川由依/アルミン:井上麻里奈

[スタッフ]

原作:諫山創(別冊少年マガジン連載/講談社)/監督:荒木哲郎/シリーズ構成:小林靖子/キャラクターデザイン:浅野恭司/アニメーション制作:WIT STUDIO/制作協力:Production I.G

[製作年]

2013年

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

進撃の巨人 Season 2

見どころ

前シーズンや「甲鉄城のカバネリ」でアクション作画の実力を見せ付けたWIT STUDIOが今回もアニメーション制作を担当。縦横無尽に動くバトルシーンは見逃せない。
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ストーリー

ウォール・シーナのストヘス区で勃発した女型の巨人との戦いは、巨人化したエレンが辛くも勝利して幕を閉じた。しかし、人類にまだ休息の時が訪れることはなかった。人類を守る第2の壁、ウォール・ローゼは今も巨人の侵攻に平和を脅かされていて…。
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進撃の巨人 Season 3

見どころ

巨人だけでなく、人間とも戦うことになるエレンたち。そんな休まることのない日々をエネルギッシュに描き出す。前シーズンでも残されていた謎が徐々に明らかになっていく。
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ストーリー

何故、壁の中に巨人が埋まっていたのか?巨人化したエレン・イェーガーが持つ「座標」の力とは?ヒストリア・レイスはこの世界の何を知るのか?エレンら104期兵を加え、新たな体制となったリヴァイ班。行動を開始した彼らの前に、最強最悪の敵が立ち塞がる。
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