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BNA ビー・エヌ・エー

突然獣化してしまった主人公・みちる。想いの強さで形態が変わるという制作会社TRIGGERが得意の「変身」表現も注目。「差別」という深いテーマながらも、前のめりで真っ直ぐにぶつかっていくみちるを応援したくなりました!

深いテーマを鮮やかに描く!『BNA ビー・エヌ・エー』

BNA ビー・エヌ・エー
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BNA ビー・エヌ・エー
© 2020 TRIGGER・中島かずき/『BNA ビー・エヌ・エー』製作委員会

私は変わる、世界を変える。

“人類”と“獣人”が共存する社会。
獣化遺伝子・獣因子を持つ獣人たちは、近現代の自然の消失により住処を追われ、人類の前に姿を現した。
各国が共存のための対応に追われるなか、日本では獣人が獣人らしく生きるための獣人特区『アニマシティ』が設置される。
それから10年の月日が経ち、『アニマシティ』に17歳のタヌキ獣人・影森みちるがやってくる。
普通の人間だったが、ある日突然タヌキ獣人になった彼女は「ここなら自由に生きられる! 」と喜ぶが、ひょんなことからオオカミ獣人・大神士郎と出会い、『アニマシティ』にもこの街にしかない危険がたくさん潜んでいることを知る。
頑固な性格で過剰に人間を嫌う士郎とは衝突を繰り返しながら、みちるは怪しい女のマリーや、市長のロゼ、獣人生活協同組合のジェムとメリッサなど、たくさんの人々に出会い、それまで知らなかった“獣人”たちの生き様を学んでいく。
そして、タヌキの少女とオオカミ男に生まれた絆は、やがて世界を変える鍵になる。
なぜ、みちるは獣人になってしまったのか。その謎を追ううちに、予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていくのだった。
via:Netflix

見どころ

「想い」×「変身」は制作会社TRIGGERの強み。「天元突破グレンラガン」でロボット、「キルラキル」で服を纏う変身、そして今回は獣化によるメタモルフォーゼの熱い戦いは必見です。

アニマの感想・おすすめポイント

制作会社TRIGGERの良さがギュッと詰まっていて、ファンにはより刺さる作品。想いの熱さで強さが変わる、体も変身するという期待の表現も顕在で、主人公ミチルの前のめりで真っ直ぐな行動を後押ししたくなっちゃいました。
「獣人が獣人らしく生きるため」に作られたというアニマシティ。ここでは世界中から行き場を失っていた獣人たちが集まり、ストレスなく暮らせる都市として存在していた。なぜ獣人たちはそうしなければならなかったのか?それは人間からの獣人に対する「差別」が原因。見た目が違うということで、獣人たちは言われもない差別、格差、迫害に合い、思い出したくないような過去も抱えていた。そんな逃げ場のない世界から抜け出し獣人の理想郷を目指して作られたのがアニマシティ。
この物語はもともと人間だった高校生の女の子、みちるとなずながある日突然「獣化」してしまう。なずなは正体不明の人たちに拉致され、みちるは獣化したことで今まで気兼ねなく暮らしていた世界から一点、獣人たちが受けていた差別を一気に受けることになる。
彼女の願いは「人間に戻りたい!」
けど、このまま人間社会にいても差別を受け続けるだけ、だったらアニマシティへ行ってみようと決意し向かい、彼女はアニマシティへ向かい獣人たちの社会を自ら体験する。そこで暮らす獣人たち、形成されている社会は人間の社会と何も変わらない。普段は獣人も人間に変身しているので見た目も一緒だった。
人間と獣人は別れて生きていかなければならないのか?獣人にとって人間は脅威でしかないのか?彼らが協力し合い一緒の社会を形成する道はないのか?そんな見ている側が感じる疑問に対して、人間と獣人を経験しているミチルを起点として物語は進む。
「差別」という深いテーマながらも、それに抗うアクションバトルは爽快感が一味違う。ミチルはタヌキベースの獣人だが、徐々にイメージを働かせることで色々な獣の一部に変身ができるようになる。
ゴリラの手、チーターの脚、鳥の羽、時には腕が伸びたりなど、、、
変身は彼女の想いに連動して反応し、強さ、大きさ、効果も変わる。彼女の獣人や人間に対する思いはただ純粋に一途。「今」ミチルが見えている瞬間を大切に、全力で解決しようとする。後先考えず思考と行動が直結し、今できることに一生懸命な姿にミチルと関わった獣人たちは彼女の想いに呼応する。
「想い」×「変身」は制作会社TRIGGERの強み。会社設立前夜の「天元突破グレンラガン」でロボット、設立後に「キルラキル」で服を纏う変身、そして今回は獣化によるメタモルフォーゼ。
熱い想いとそれに応える「変身」、爽快なアクションとともにシンプルなメッセージ、「私は変わる、世界を変える」という熱い声が届いた気がしました。見終わった後、「差別」がもたらしている現実の世界についてもジワジワと考えさせられる作品だと思います。ワンクールで見やすく、テンポも良かったです。2期があれば見たいですね。

Amazonレビュー

評価: 5一話目はよくわからないまま終わるのですが、二話目に狼が人間(正確には人型)のイケメンに変わり、主人公の行く末も気になりで、とりあえず見続けていたらハマりました。
主人公がバカっぽいほうで、でも悪い子ではなく、ピンチ時にはイケメンが助けてくれます。狼が強くてイケメンで最高です!

主人公は徐々にできることが増え、頼もしくなっていきます。中盤から物語も動き出し、先が気になって止まらず見てしまうと思います。
ビジュアルが人型と獣型で違和感なくイコールで繋げられるのがうまいなと思いました。

最後もいい終わりでした。まだ二人を見ていたいです。和解後のナズナも入って楽しそうです。二期やらないかなぁ〜

via:Amazonでもっとレビューを見る

キャスト/スタッフ
[キャスト]

影森みちる:諸星すみれ/大神士郎:細谷佳正/日渡なずな:長縄まりあ/アラン・シルヴァスタ:石川界人/バルバレイ・ロゼ:高島雅羅/マリー伊丹:村瀬迪与/石崎浩一:乃村健次/立木勇次:中 博史/ジェム・ホーナー:家中 宏/メリッサ・ホーナー:斉藤貴美子/ジュリアーノ・フリップ:多田野曜平/白水総理:大塚芳忠

[スタッフ]

監督:吉成 曜/シリーズ構成:中島かずき/コンセプトアート:Genice Chan/キャラクターデザイン:芳垣祐介/総作画監督:竹田直樹/美術監督:野村正信/色彩設計:垣田由紀子/撮影監督:設楽 希/編集:坪根健太郎/音楽:mabanua/制作:TRIGGER

[製作年]

2020年

© 2020 TRIGGER・中島かずき/『BNA ビー・エヌ・エー』製作委員会

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