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魔法使いの嫁

15歳にして人身売買された主人公・チセを将来の嫁として買った紳士的な魔法使いエリアス。深く淀んでいる彼女の心の闇が溶けていく様子を素晴らしい映像美・音楽・世界観で魅せてくれる作品です。

心が洗われる優しい物語『魔法使いの嫁』

魔法使いの嫁
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魔法使いの嫁
©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

15歳の少女・羽鳥チセは、帰る場所も生きる意味も何も持っていない。唯一、生まれ持った特別な力を除いて。そんな彼女を、異形の魔法使い・エリアスは弟子として、将来の花嫁として迎え入れた。新しい暮らしの中で、チセは大切なものを取り戻していく。
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見どころ

不幸に見舞われ孤独だった少女が、拠りどころを得たことで自らの過去と向き合い、成長していく姿には心が洗われる。現代を舞台にした魔法の描写にも注目したい。
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アニマの感想・おすすめポイント

素晴らしい映像美・世界観で一気に惹き込まれました。魔法使い、妖精、半獣などファンタジー要素が強い展開ながらも、設定が深く、1話目から暗い展開に一瞬戸惑ってしまうかもしれません。

主人公・チセは15歳の少女、この歳で帰る場所なし、生きる理由なし、その術もなにもない。彼女が持っているのは人間社会で役に立たない特別な力。そんな彼女は人身売買として売られ、異形の魔法使い・エリアスに弟子&将来の嫁として拾われる。正直設定だけで心が痛いです。

そんなチセは自分の価値を見出してくれるエリアスと共に暮らし、自然、生き物、様々な出来事とともにチセの固まった心を少しずつ溶かし、彼女も大切な何かをピースを埋めるように少しずつ取り戻していきます。その心の変化一つ一つにチセたちが関わる生き物たちとのエピソードが深く関連してきて、彼女だけではなく、回りも一緒に良い方向へ変化していくストーリーを体感できます。

このファンタジーな世界観を現代社会とオーバーラップさせることで、見えている種族や出来事は違えど、心の深い闇、人権、欲望など哲学的に考えることもできてしまう作品です。

最初から絶望的な闇に包まれているチセの息切れしそうなか細い声、エリアスの紳士的で包み込むような声、そして二人の心情や物語の展開にしっかりとフィットしたBGMや挿入歌、光源豊かな映像美。アニメを見ながらも5感の一部を刺激してくる作り込みには魅入ってしまいます。

「魔法」と聞くと激しいバトルを想像するかもしれませんが、流血もグロいこともなく、美しさを表現するための手段として「魔法」が存在する世界観だと思います。ゆっくりと心落ち着かせながら癒やされたい時、このアニメをオススメします。そしてチセの秘められた”意思の強さ”も徐々に感じてくるとより惹き込まれていくと思いますよ。

Amazonレビュー

評価: 5自分には、毎話どこかで泣きそうになってしまうシーンが必ずあります。種﨑敦美さんが儚げでありながら優しい声で智世さんを、穏やかで上品な紳士のイメージ、でもどこかまだ幼さを持つエリアスを、竹内良太さんが見事に演じていらっしゃいます。

自分は原作コミック1巻をTVアニメ放送日に合わせて購入し、何度も何度も読み込んで、気付けば既刊の8巻まで一気買いし、特装版を探しに何軒も本屋さんを巡って何とか、DVD付きの6巻、7巻、8巻を手にしました。それぐらいすっかりこの作品の虜に……。

原作ではどうしても表現の限界があるものですが、映像で見せるとこうなるのか!!みたいな見事な演出が多々あり、劇中のBGM、挿入歌の絶妙なタイミングも素晴らしい…!!正直言って鳥肌モノでした。イザベルとユリシィのエピソードで、他の作品だと似ているのは外見だけという場合、声優は別の何方かが演じられることが多いのに対し、イザベルも種﨑敦美さんが演じていらっしゃった事が凄く良かったです。

容姿だけでなく、声まで似ていたからこその、ユリシィ(ルツ)の行動(と涙)に繋がった気がするのです。原作派の皆様全てがご納得されると言うのは難しいと思うのですが、自分は映像美・雰囲気・音楽、そして何より、主人公たちに『生命を吹き込む』声優の皆様が本当に合っていると、否、合いすぎていると感じました。24話放送との事なので、今後の原作での素晴らしいお話にも期待して待とうと思います。個人的ではありますが、現時点で今期一番の作品と思っております。

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キャスト/スタッフ
[キャスト]

羽鳥チセ:種﨑 敦美/エリアス:竹内 良太/ルツ:内山 昂輝/シルキー:遠藤 綾/アンジェリカ:甲斐田 裕子/サイモン:森川 智之/セス:諏訪部 順一/リンデル:浪川 大輔/レンフレッド:日野 聡/アリス:田村 睦心/ティターニア:大原 さやか/オベロン:山口 勝平/カルタフィルス:村瀬 歩

[スタッフ]

原作:ヤマザキコレ(マッグガーデン刊)/シリーズ構成/監督:長沼 範裕/脚本:高羽 彩/キャラクターデザイン:加藤 寛崇/色彩設計:小針 裕子/美術監督:竹田 悠介/撮影監督:鈴木 麻予/CGIディレクター:須貝 真也/特効監修:谷口 久美子/特殊効果:荒畑 歩美/2Dワークス:西谷 知恵/編集:今井 大介/音楽:松本 淳一/音楽制作:フライングドッグ/音楽制作協力:BASiLiCA/オープニングテーマ:JUNNA「Here」/エンディングテーマ:糸奇はな「環-cycle-」/音響監督:はた しょう二/アニメーション制作:WIT STUDIO/製作:魔法使いの嫁製作委員会

[製作年]

2017年

©2017 ヤマザキコレ/マッグガーデン・魔法使いの嫁製作委員会

魔法使いの嫁 星待つひと:前篇

魔法使いの嫁 星待つひと:前篇
©ヤマザキコレ/マッグガーデン

見どころ

主人公の少女・チセがまだ8才だった頃の不思議な思い出は、本編とはまた違う、温かくて不思議な雰囲気が魅力。幼いチセの苦労や、彼女を取り巻く環境にも注目。
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ストーリー

ヒトならざる魔法使い・エリアスの弟子兼花嫁となった15歳の少女・羽鳥チセ。穏やかな日々を過ごしていた彼女は、ある日倫敦のアンジェリカから届いた書籍を整理しようとして、日本語で書かれた一冊の本を見つける。それはチセにとって思い出の本だった。
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魔法使いの嫁 星待つひと:中篇

魔法使いの嫁 星待つひと:中篇
©ヤマザキコレ/マッグガーデン

見どころ

不思議な図書館で交流を重ねるチセと優しい森の魔法使い・理一。その中で理一を取り巻くドラマが大きく動いていき、穏やかな日々が終わりへ向かう寂しさに心揺さぶられる。
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ストーリー

妖から逃げた先で「森の図書館」へたどり着いたチセ。そこで「森の魔法使い」を名乗る青年・三浦理一と出会う。彼に図書館の利用券を貰い、家族や妖から逃げるように図書館へ通い詰めるチセだったが、ある日理一の忘れていた記憶を思い出させることになり…。

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魔法使いの嫁 星待つひと:後篇

魔法使いの嫁 星待つひと:後篇
©ヤマザキコレ/マッグガーデン

見どころ

不思議な図書館で交流を重ねるチセと優しい森の魔法使い・理一。その中で理一を取り巻くドラマが大きく動いていき、穏やかな日々が終わりへ向かう寂しさに心揺さぶられる。
via:U-NEXT

ストーリー

妖から逃げた先で「森の図書館」へたどり着いたチセ。そこで「森の魔法使い」を名乗る青年・三浦理一と出会う。彼に図書館の利用券を貰い、家族や妖から逃げるように図書館へ通い詰めるチセだったが、ある日理一の忘れていた記憶を思い出させることになり…。
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