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魔王と勇者が熱く戦うのではなく、二人が考える本当のよりより世界とは?を考え経済、戦争、技術改革、社会改革、国造りなど推し進めていく学び深いアニメです。

魔王と勇者の世界変革『まおゆう魔王勇者』

まおゆう魔王勇者
5

人間と魔族の戦いに終止符を打つべく魔王城に乗り込んだ勇者。そこで出会ったのは人間の美女そっくりの魔王。勇者はそんな魔王から提案された話し合い、和解を経て、彼女とある契約を結ぶことに。ふたりは身分を偽り新たな世界の可能性を求め開拓を始める…。
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見どころ

舞台は王道ファンタジー世界。だが、魔王と勇者が協力するという逆転の展開が繰り広げられる本作。魔王は美しくグラマラスで、「駄肉」と称されるほどの揺れる胸は必見!
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おすすめポイント

「魔王と勇者が協力する?」
1話目からの衝撃と、その後の展開に虜となり、あっという間の全12話。魔王と勇者が作ろうとしている世界のその先を見たくなり、気づいたら原作を手にしてました。アニメとして12話は非常に少なく、物足りなく感じます。そう思えるからこそこの作品には人を惹きつける力が非常に強い。

一見勇者と魔王が戦うのかな?と想いきや、そんなことは全くなく、二人がはじめたのは「対話」だった。

この世界をより良い社会にしていくためにはどうすべきか?という点は、2人にとって同じこと、見ている視点が「魔族側」なのか「人間側」なのかの2点のみ。ここをお互い分けて考えているから「戦争が起こる」と認識した。この物語、言い換えれば私達が住む世界でも国と国の摩擦のように同じようなことが考えられる。

では、そもそも違う種族が争う原因は何なのか?衣食住や社会体制など、「根本的な原因は何か?」という本質を常に考え、目の前に見えている貧困の事象だけではなく、「そもそも」を考えることで町作り、国作りになどへ発展させていく奥深いストーリーです。

ただ勇者と魔王、周りからすれば見た目上いろいろな葛藤があるでしょう。そんな中、相反する二人がどのように惹かれ合い、協力し、世界を変えていこうとするのか?これは本当に見ものです。もともと勇者とパーティーを組んでいた女剣士の勇者への想いも錯綜し、程よいコミカルなラブコメ要素も垣間見ます。
また、アニメを通して国作りの片隅が感じられる点も素晴らしい。ヒト・モノ・カネ・情報というビジネスに重要な要素がまるっと学べる作品です。

繰り返しますが、勇者と魔王でよりよい世界へ変革していくお話はアニメ12話で語りきれません。ぜひアニメをキッカケとして、原作の奥深さに触れるためのステップがこの作品の役割だと感じました。

普段新聞やニュース、ビジネス書を読み漁っていて、アニメに興味がない人でも、自信を持って「最初に見てほしい!」とオススメしたい作品です。そして2期を望んでます!

Amazonレビュー

N.Sさん

評価: 5他のアニメ作品と比較して、この作品が劣っているわけではありません。むしろ、単体のアニメ作品として扱うのであれば、非常に良い作品だといえます。問題なのは、原作があまりにも素晴らしいために、原作の緻密なプロットを理解している方々から不評を買ってしまったということです。魔王さまによる、技術革新、経済改革、社会制度改革というリアルなステップを、ざっくり1クール(12回)のアニメで表現しようというのは確かに無理があります。しかし、このアニメがつまらないかといえば、絶対そんなことはありません。

最初の一幕からして、かなり強烈なインパクトのある展開です。初見の方は、可愛い魔王さま(CV.小清水亜美さん)に、きっとクラクラしてしまうでしょう。そして、メイド姉妹(農奴)の健気な生き様に、思わず目が潤むことでしょう。ウソではありません。とにかく、ご覧になればわかります。

少なくとも、この一幕を見ることで、戦争と経済には泥沼のように深くて暗いつながりがあることを知ることができます。現実の我々の世界でも、テロへの報復を装って、エネルギー価格をつり上げるために空爆を開始するような非道い国があります・・・その国は裏ではテロ集団にアサルトライフル等の物資を供給しています。とにかく、多くの人がこのアニメを見ることで、「まおゆう」に興味を持ってくれるのならば、それは良いことだと思います。アニメを見た人の何割かは、原作小説やコミックスを読むことになるわけですから。ゆえに、このアニメはもっと高く評価されるべきだと思います。

追伸
BD2枚入りのケースが3個で、1つのBOXに収まっており、全部でBD6枚組です。商品見本に写っている「魔王」、「勇者」と書いてある円盤は、円形のステッカーで、CDではありませんのでご注意ください。ちなみに、BOXのイラスト画が素晴らしく、ファン感涙の傑作ですから、手元に届きましたら存分に御鑑賞下さい。

キャスト/スタッフ
[キャスト]

魔王:小清水亜美/勇者:福山 潤/メイド長:斎藤千和/メイド姉:戸松 遥/メイド妹:東山奈央/女騎士:沢城みゆき/青年商人:神谷浩史/女魔法使い:福圓美里/老弓兵(執事:銀河万丈/冬の王子(冬寂王):平川大輔/辣腕会計:立花慎之介/軍人子弟:鈴木達央/貴族子弟:梶裕貴/商人子弟:寺島拓篤/中年商人:チョー/火竜公女:伊藤静/鉄腕王:町田政則/氷雪の女王:藤井麻理子/白夜王:東地宏樹/魔族娘:松井恵理子/冬寂王:森川智之/東の砦将:三宅健太/片目司令官:大塚芳忠

[スタッフ]

原作:橙乃ままれ(「まおゆう魔王勇者」/エンターブレイン刊)/監督:高橋丈夫(『狼と香辛料』シリーズ)/シリーズ構成:荒川稔久(『狼と香辛料』シリーズ)/キャラクターデザイン:工藤昌史(『BLEACH』)、烏 宏明/総作画監督:烏 宏明・石川智美/助監督:さんぺい聖/美術監督:小野由起子・小濱俊裕/美術設定:青木 薫/色彩設計:佐野ひとみ/撮影監督:阿部安彦/編集:平木大輔/音楽:はまたけし/音響監督:亀山俊樹/プロデュース:ジェンコ/制作:アームス

[製作年]

2013年

(C)2013 Touno Mamare/PUBLISHED BY ENTERBRAIN,INC./Projectまおゆう

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