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原作をまったく知らなくても楽しめる!昔多くの子供たちをワクワクさせた『特撮』という要素がアニメでリメイクされ、斬新な設定と、現代風にアレンジされた可愛いキャラ達が組み合わさって魅力的な作品に仕上がっています。

新感覚の特撮ドラマアニメ『SSSS.GRIDMAN』

SSSS.GRIDMAN
5

ツツジ台に住む高校1年生・響裕太は、ある日目覚めると記憶を失っていた。自分の状況に困惑する彼は、古いパソコンに映っていたハイパーエージェント“グリッドマン”と出会い、なぜ記憶を失ったのかを探しつつ、街に現れる怪獣との戦いに身を投じていく。
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見どころ

1993年に放送されていた特撮ヒーロー番組『電光超人グリッドマン』が25年を経てアニメ化。特撮的なカットやサイバー感あふれる演出を盛り込み、原作の魅力を再現している。
via:U-NEXT

おすすめポイント

この作品は1993年から1994年にかけて放送された円谷プロの特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作とする完全新作アニメーションです。
全体構成は、従来の特撮ファン向けのリメイクではなく、特撮を知らないアニメファンが、原作のグリッドマンや『ウルトラシリーズ』などの特撮を知る入口となる作品にすることが企画当初より重要視されていたそうです。
そして、担当した制作会社は弾丸のような勢いあるアニメで定評のTRIGGERですので、「ロボット×変身×合体」にかけてはピカイチですね。特に今回アクションでこだわっているのは、『特撮』を意識しているという点。つまり怪獣も、グリッドマンも人が中に着ぐるみとして入っていることを想定して動きを表現しています。またカメラワークも面白い!通常は戦うキャラを上下左右・IN、OUTと制作側の自由な構成にできますが、グリッドマンは「特撮」を意識し、戦いを見上げるような一般市民目線。常に怪獣達の恐怖に逃げ惑いながらも、グリッドマンの戦いを熱く見守る気持ちになれます。
そんな特撮が原作だからといって派手なバトル、爽快な変身、ワクワクする合体シーンだけをアニメ化しただけではアニメファンは唸りません。見どころは、現代風にアレンジされた時代設定と、魅力的な美少女達も登場します。そして何よりも何層にも埋め込まれた伏線が、わずか12話という数なのにも関わらず、見事にまとめてくれています。
なぜ怪獣が生み出されるのか?
この世界はどんな意味があるのか?
記憶喪失の主人公、その理由は?
世界を壊そうとする本当の意味は?
原作をまったく知らなくても十二分に『特撮ドラマアニメ』として楽しめる新感覚の作品です。

Amazonレビュー

評価: 5特撮版を子供時代に夢中で観ていた世代として、始めに「電光超人グリッドマン」アニメ化の一報を聞いたときは「なぜ今さら?しかもアニメで?」と感じました。
というのも、原作の「グリッドマン」は確かに「早すぎた名作」と巷では評されていました。
93年という、Windowsが普及する前に「電脳世界」を日本の特撮に取り込んだ点は先見性が高かったのですが、2018年の現在となっては、この手の世界を舞台にした作品は、さほど珍しくも無く、むしろ「使い古されてきたきらい」すらあります。
そんな時代に「グリッドマン」をやる意味があるのかと。
期待半分、不安半分で臨んだ第一話でしたが、「これは期待できる」と確かに思わせてくれました。
最初に述べた「時代性の問題」にはむしろ重点は無く、「特撮をアニメに翻訳する」ことをとことん追求している点にえらく感動してしまったのです。
怪獣が歩くときの重みや着ぐるみの質感など、正に「特撮を見ている」という感覚を大事にしてくれていました。
また最後に来る戦闘シーンをより一層引き立てるのが、BGMを一切排した「日常シーン」です。
これがあることによって、物語に独特の緊張感を与えており、後半の「破壊・戦闘」をよりドキュメント性の強いものへと消化していると感じました。

このような第一話を見させてもらい、不安は期待に変わり、それからは毎週楽しみになるくらいのめり込んで見ることができました。(平成ウルトラ(ライダー)ではお馴染みの長谷川圭一氏脚本の力も大きいと思います)
また、上記のような「特撮ファン的な見方」をしなくても、「一つのアニメ作品」として多くの視聴者を惹き付けた「間口の広さ」も、単純に良いと思いました。
キャラクターもそれぞれ皆魅力的だったし、「キャラもの」として見ることができるのもこの作品の良さの一つと感じます。(それを持って嫌がる原作ファンも居るとは思いますが)
「アニメファン」が「特撮」を観るきっかけになれば、それはとても素晴らしいことだと思います。(監督にもそのような意図があったようですね)

本作の魅力を語り出したら切りがありませんが、とにかく直撃世代としては最終回の「あの展開」には唸りましたし、散りばめられた伏線もうまく回収できて、綺麗に終わったと感じました。
「グリッドマンをここまで現代風に料理できるのか」と感心しました。

多くの方に観てもらいたい、リメイク作品(実質続編)の傑作と思います。

キャスト/スタッフ
[キャスト]

響 裕太:広瀬裕也/グリッドマン:緑川光/内海 将:斉藤壮馬/宝多六花:宮本侑芽/新条アカネ:上田麗奈/サムライ・キャリバー:高橋良輔/マックス:小西克幸/ボラー:悠木碧/ヴィット:松風雅也/謎の少年:鈴村健一/アレクシス・ケリヴ:稲田徹/六花ママ:新谷真弓/なみこ:三森すずこ/はっす:鬼頭明里

[スタッフ]

原作:グリッドマン/監督:雨宮哲/脚本:長谷川圭一/キャラクターデザイン:坂本勝/グリッドマンデザイン:後藤正行(円谷プロ)/アレクシスデザイン:コヤマシゲト/怪獣デザイン:西川伸司/丸山浩/板野一郎/山口修/前田真宏/アシストウェポンデザイン:野中剛/ジャンクデザイン:三宮昌太/ヒロイック作画チーフ:牟田口裕基/3DCG監督:宮風慎一/3DCG制作:グラフィニカ/美術監督:渡辺幸浩(アトリエPlatz)/色彩設計:武田仁基/撮影監督:山本弥芳(グラフィニカ)/編集:吉武将人(グラフィニカ)/音楽:鷺巣詩郎/音楽制作:ポニーキャニオン/音響監督:亀山俊樹/音響効果:森川永子/ラインプロデューサー:竹内雅人/アニメーションプロデューサー:舛本和也/アニメーション制作:TRIGGER

[製作年]

2018年

©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

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