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赤い霧、荒廃した土地、暗く混沌とした世界。終末を匂わせる場所に、猫耳娘やメイド服のロリ姉妹。あまりにもアンバランスな状況の中、ただただ水を求め旅をする。この世界の意味は?自分たちの存在は?旅を重ねるたびに見事に謎のピースが埋まっていく展開は見ものです。

アンバランスすぎる世界の謎を追う!『ケムリクサ』

ケムリクサ
5

荒廃し、紅い霧が蔓延し汚染された世界。そんな「終わりを迎えた世界」で今もなお生活している、りん、りつ、りなと呼ばれる少女たちは、生きるために必要な資源を求めながら日々を過ごし、時に資源を奪う”虫”たちと壮絶な戦いを繰り広げていた。
via:U-NEXT

見どころ

『けものフレンズ』で一世を風靡した、たつき監督による斬新なSF設定のオリジナルアニメ。背景やセリフに世界観の謎を紐解く鍵が散りばめられ、一瞬たりとも見逃せない。
via:U-NEXTで観る

おすすめポイント

可愛らしいキャラ達が謎めいた終末をポジティブに冒険する

まずはじめに、可愛い女の子キャラがただ単に冒険する作品ではありません。

斬新すぎる世界観を、柔らかい雰囲気の女の子キャラたちに冒険させるアンバランスさ。本格的なSFミステリーに回を重ねるごとにどんどん惹き込まれること間違いなしです!

多くの人が1話目から「???」となってしまうかもしれません。1話目でやめてしまうのはもったいない。「???」がこのアニメの肝です。本当に謎。

暗い背景の廃墟じみた世界は「今私たちが住んでいる世界」に酷似している。
・・・・明らかに荒廃して滅んだ文明。
女の子たちが「水がある地」を求めて混沌とした世界を進んでいく。生きるのに必要なのは「水」だけだから。

その冒険時の会話は、のどかなピクニックのように危機感があまりにもない。仲間が失われても「命の価値」が非常に軽い。にもかかわらず、そのことを思い出すと悲しんでいたりもする。すべてがアンバランスすぎて観ているこっちが常に混乱させられます。

1話重ねるごとに、ゆっくりとこの世界の「謎」がじわじわと明るみになってくる。その展開が非常に不気味で興味深いのですが、女の子たちの雰囲気で緩和される。この強弱の雰囲気と世界観の交錯がニクイほどちょうど良い。

後半は続きが気になって止まらななかったです。謎がわかるだけではなく、「青春」もこの混沌とした世界に織り込まれている。バットエンドしか考えられない旅、見ていても救いようのない展開、けど、どうしても心から応援したくなる。

そんな切ない物語が最後どのような展開を向かえるのか?この結果は最後まで見続けた人だけの特権。作中のED内容が微妙に変わるタイミングもある。その意図を理解した時、鳥肌が立つかもしれない。涙無しには見られないかもしれない、そんなここにしか無い唯一の世界観をお楽しみください。

Amazonレビュー

評価: 52017年の春、突如アニメ界隈の注目を集めた「監督」、紆余曲折あっての待望の新作。

この二年の間、ある者は侮蔑をこめて、またある者は敬愛をこめてその名を呼び続ける。

一見芸術家肌のクリエイターでありながら、その実ファンの要望に応えるエンターテイナーであり、また多くのアニメーションの動きが爽快さとリアリティーを求める中、独特の「電脳人形劇」とでも表現したい硬質な芝居は彼の欠点であると同時に人びとを惹き付けて止まない魅力の要。

また、この二年の紆余曲折はそれまでの彼の「意味」を装飾したに過ぎなかったキャラクターを「デザイン」に押し上げた。

「ケムリクサ」 歩の暗き闇の中で静かに熱く燃え上がる、謎多き物語。

我らが住む現実世界が壊滅したかの様な背景の下、命を失う悲しみはあれど恐怖の希薄な、仲間を想う愛はあれど恋はその存在すら知らない乙女の形をした命の器。
世界再生のプログラム。

創作において物語の核心を覆い隠す闇は善きにしろ悪きにしろファンの推察と不安を煽るものだが、本作はその闇のカーテンの奥で強固に構築された舞台上で繰り広げられるドラマを安心して観賞できる。

そしてもうひとつ、本作は変化球に見せかけた直球のボーイミーツガールの物語でもあるようだ。

赤い血をもたぬ乙女の頬が紅潮するのは彼女らが造られし者である証。

不可思議な姉妹と異物である青年の出会いが産み出すうねりを、存分に楽しもう。
本商品は4話づつ3巻に分けて収録、監督はシリーズとしての構成のみならず商品としてのまとまりも念頭に置き、また前作ではかなわなかった自らの下での全話オーディオコメンタリィーを実現、テレビで全話視聴してなお映像ソフトを購入する意味を構築する。

無論、予約済みである事を添えて。

キャスト/スタッフ
[キャスト]

りん:小松未可子/りつ:清都ありさ/りな:鷲見友美ジェナ

[スタッフ]

原作・脚本・監督:たつき/作画監督:伊佐佳久/美術監督:白水優子/アニメプロデューサー:福原慶匡/アニメーション制作:ヤオヨロズ

[製作年]

2019年

©ヤオヨロズケムリクサプロジェクト

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